ニュース速報

ワールド

バイデン氏、議会に銃規制強化要請 テキサス州の銃撃事件受け

2023年05月08日(月)09時52分

 5月7日、バイデン米大統領は、テキサス州アレンのアウトレットモールで6日に起きた銃乱射事件を受け、改めて議会に銃規制を強化するよう訴えた。銃乱射が起きたテキサス州アレンのショッピングセンターで6日撮影された動画より(2023年 ロイター)

[7日 ロイター] - バイデン米大統領は7日、テキサス州アレンのアウトレットモールで6日に起きた銃乱射事件を受け、改めて議会に銃規制を強化するよう訴えた。

同州ダラスから北東40キロほどにあるモールで起きた事件では子ども1人以上を含む8人が死亡し、少なくとも7人が負傷した。容疑者はその場で警察によって射殺された。

バイデン氏は、容疑者が殺傷能力が高いAR15型ライフルを持っていたと指摘し、議会に殺傷用銃器および大容量弾倉の禁止、銃器購入者全員の犯罪歴の確認、銃器メーカーの免責措置の撤廃を法制化するよう求めた。ただ、バイデン氏の民主党と共和党の勢力が拮抗する上下院で、そのような法案が通過する可能性はほぼないとみられる。

テキサス州の警察当局はその後、容疑者の氏名などを公表。ダラスに居住していたマウリシオ・ガルシア容疑者(33)とした。

地元警察によると、負傷者のうち3人は重篤な状態で入院した。

非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、米国では銃乱射事件が今年に入り少なくとも199件も発生している。

テキサス州のアボット知事(共和)は7日のFOXニュースのインタビューで、事件は「衝撃的」と述べた上で、銃犯罪を効果的に取り締まるにはメンタルヘルスの問題に対処する必要があるとの見解を示した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU、自動車排出量規制の最新提案公表を1週間延期 

ビジネス

NY外為市場=米ドル上昇、FOMCに注目 円は地震

ワールド

再送-〔アングル〕日銀、先行き利上げ判断で貸出動向

ワールド

ウクライナ、9日に米と修正和平案共有 欧州首脳との
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    死刑は「やむを得ない」と言う人は、おそらく本当の…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中