パキスタン、洪水で国土の3分の1冠水 死者1100人超・人口の15％被災

パキスタンのレーマン気候変動相は、モンスーン期の豪雨と大規模な洪水によって、国土の３分の１が冠水したと明らかにした。３０日、パキスタン・ナウシェラで撮影（２０２２年　ロイター/Fayaz Aziz）

[チャルサダ（パキスタン） ３０日 ロイター] - パキスタンのレーマン気候変動相は、モンスーン期の豪雨と大規模な洪水によって、国土の３分の１が冠水したと明らかにした。死者はこれまでに１１００人を超え、シャリフ首相によると、子ども３８０人が含まれる。

６─８月の降雨量は３０年間平均を約１９０％上回り、全人口の１５％に当たる３３００万人が被災した。

国連は「前例のない気候の大惨事」とし、グテレス事務総長はビデオメッセージで１億６０００万ドルの支援を各国に呼びかけた。報道官によると、グテレス事務総長は来週被災地を訪問するという。

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