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中ロ爆撃機が共同飛行、クアッド開催の日本周辺で
日本の防衛省は24日、日本周辺を共同で飛行した中国とロシアの爆撃機計6機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したと発表した。写真は東シナ海上空を飛行するロシアのTU-95爆撃機。2019年7月、日本の統合幕僚監部が配布(2022年 防衛省)
[東京 24日 ロイター] - 日本の防衛省は24日、日本周辺を共同で飛行した中国とロシアの爆撃機計6機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したと発表した。この日は日米豪印のクアッド首脳会合が東京で行われていたことから、岸信夫防衛相は記者団に、「これまでに比べて挑発度を増すものと考える」と語った。
岸防衛相によると、24日午前から午後にかけ、中国とロシアの爆撃機それぞれ2機が日本海で合流。東シナ海まで飛行した後、中国機2機は別の2機と入れ替わり、ロシア機2機と共に太平洋へ抜けた。
中ロの軍用機が共同で日本周辺を長距離飛行するのは、2021年11月以来4度目。今回はクアッド首脳会合の最中だった。
岸防衛相は「国際社会がロシアによるウクライナ侵略に対応している中、中国が侵略国であるロシアと共同する形でこのような行動に出ることは懸念を抱かざるを得ず、看過できない」と述べた。
日本は両国に対し、外交ルートを通じて懸念を伝達した。





