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原油先物は7年ぶり高値から下落、米イラン間接核協議再開控え

2022年02月08日(火)12時18分

 8日午前の原油先物は軟調。核合意を復活させる可能性のある米国とイランの間接協議再開を控えている。写真は米オクラホマ州の原油貯蔵タンク。2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

[北京 8日 ロイター] - 8日午前の原油先物は軟調。核合意を復活させる可能性のある米国とイランの間接協議再開を控えている。

0147GMT(日本時間午前10時47分)時点で、北海ブレント先物は0.36ドル(0.4%)安の1バレル=92.33ドル。前日は7年ぶりの高値となる94ドルを付けた。米WTI先物は0.26ドル(0.3%)安の91.06ドル。

双方とも、旺盛な世界需要、東欧の緊張状態の継続、米国の寒冷な天候による供給障害の可能性に支えられ、このところ7年ぶりの高値を記録した。

ウィーンで行われている2015年のイラン核合意の復活に向けた協議は、10日間の休止期間を経て8日に再開される。合意復活となればイランの原油輸出に関する制裁の撤廃につながり、世界的に供給が拡大する可能性がある。

ANZリサーチのアナリストは8日のノートで「イラン産原油が市場に影響を及ぼすとの見通しがセンチメントを圧迫している」と指摘。交渉担当者が「最終的にイランの制裁対象原油を(世界市場に)復帰させる」という合意に向けた「進展」に言及したことに触れた。

また、サウジアラビアが原油価格を引き上げたことや、米国の製油所が予想外に閉鎖されたことを挙げ、「それでも、原油にとってより強気のシグナルが出続けている」と付け加えた。

ロイター
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