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米国務長官、東南アジアの歴訪開始

2021年12月14日(火)01時44分

ブリンケン米国務長官は13日、東南アジア地域との関係強化を目的とした歴訪の手始めに、インドネシアを訪問した。写真はインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と対談するブリンケン米国務長官(2021年 ロイター)

[ジャカルタ 13日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は13日、東南アジア地域との関係強化を目的とした歴訪の手始めに、インドネシアを訪問した。高官は、ブリンケン氏がインドネシアへの強いコミットメントを表明したと説明した。

バイデン米大統領が1月に就任して以来、ブリンケン氏の東南アジア訪問は初めて。ブリンケン氏はマレーシア、タイを含む4日間の歴訪の最初に、インドネシアのジョコ大統領と会談した。

インドネシアのマルスディ外相は、ブリンケン氏が会談で特にインフラ分野での協力に強い関心を示したと明らかにした。マルスディ氏は報道陣に「米国のコミットメントは非常に顕著だった」と語った。

東南アジアは、米国と中国の競争上で重要な舞台となっている。バイデン政権は、トランプ前大統領下で米国のコミットメントが疑問視された東南アジアでの関係を再構築しようとしており、影響力を駆使しようと激しい争いが繰り広げられている。

国務省のプライス報道官によるとブリンケン氏は、ジョコ氏がインドネシアの20カ国・地域(G20)議長に就任したことを祝福し、「規則に基づく国際秩序の強力な支持者」としてインド太平洋地域のリーダーの役割への支持を表明した。人権、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)、気候変動問題についても話し合った。

インドネシアは東南アジア最大の経済大国で、人口も最多。世界で3番目に大きい民主主義国家で、世界の熱帯雨林の3分の1を占めている。

ブリンケン氏は14日に首都ジャカルタで米国のインド太平洋戦略に関して講演などを行い、15日、16日にそれぞれマレーシア、タイで会談する。

ブリンケン氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)への関与を高めるというバイデン氏の目的に向け、インド太平洋の経済的枠組みに関するビジョンについて議論する予定。

米国は、年間3兆ドルの貿易額を持つ中国による南シナ海への強硬な姿勢に反発している。中国の広大な沿岸警備隊の艦隊がエネルギー開発や漁業活動を妨害し、ベトナムやフィリピン、マレーシア、インドネシアなどの国々を脅かしていると非難している。

中国は、この海域のほぼ全域を自国が所有すると主張し、米国の行動を外部勢力による干渉とみなして拒否している。

バイデン政権は、中国の勢力拡大に対抗するには東南アジアへの緊密な関与が不可欠だと考えている。ただ、バイデン大統領の経済的枠組み構想が具体的にどのようなものであるかはまだ明示していない。

ロイター
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