ニュース速報

ワールド

ギリシャがコロナ封鎖延長、規制対象地域も拡大

2021年03月04日(木)12時17分

 ギリシャ当局は3日、新型コロナウイルス感染拡大で医療体制への圧力が強まっているとし、感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)を延長するとともに、規制対象地域を拡大した。写真はロックダウン下のアテネの広場。2月撮影(2021年 ロイター/Alkis Konstantinidis)

[アテネ 3日 ロイター] - ギリシャ当局は3日、新型コロナウイルス感染拡大で医療体制への圧力が強まっているとし、感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)を延長するとともに、規制対象地域を拡大した。

ギリシャの累計死者数は6597人と他の欧州諸国より少ないが、アテネで2週間以上にわたる封鎖を実施したにもかかわらず、感染減少の傾向が見られていない。

3日に確認された感染者は2702人で年初来最多、前日は2353人だった。

3日に確認された死者は40人。

キキリアス保健相は定例会見で「医療は耐えがたい圧力にさらされている」と述べた。

市民保護省のハルダリアス副大臣は、集中治療室(ICU)が深刻な圧力にさらされているアテネ近郊について、封鎖を3月16日まで1週間延長したと説明。アテネでは必須ではない店舗と学校は閉鎖され、大半の人は在宅勤務が推奨されている。

一方、政府は混雑回避のため屋外運動を含む移動を制限したほか、スーパーでの買い物を自宅から半径2キロ以内に限定するなど規制を強化した。

キキリアス保健相は「われわれは最も困難な曲面にある」とし、「注意して規制を守り、気を緩めないように」と国民に呼び掛けた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ドイツ予算委が26年予算案承認、経済再生へ高水準の

ビジネス

サファイアテラ、伊藤忠商事による伊藤忠食品の完全子

ワールド

マクロスコープ:高市氏、賃上げ「丸投げしない」 前

ビジネス

メモリーチップ不足懸念、他の半導体注文に影響=中国
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 5
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 6
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 10
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中