ニュース速報

ワールド

英コロナ変異種、死亡リスク高い恐れ ワクチンは有効=首相

2021年01月23日(土)03時27分

1月22日、ジョンソン英首相はロンドンや英南東部で昨年末に確認された新型コロナウイルス変異種が高い死亡リスクを伴う恐れがあると警鐘を鳴らした。しかし、同国で接種を行っているワクチンは従来種と変異種双方の予防に有効と強調した。写真は1月20日、議会で答弁するジョンソン首相(2021年 ロイター)

[ロンドン 22日 ロイター] - ジョンソン英首相は22日、ロンドンや英南東部で昨年末に確認された新型コロナウイルス変異種が高い死亡リスクを伴う恐れがあると警鐘を鳴らした。しかし、同国で接種を行っているワクチンは従来種と変異種双方の予防に有効と強調した。

ジョンソン首相は「変異種は感染力が強いだけでなく、死亡率も高い可能性があると報告を受けた」と述べた。

これに先立ち、英メディアITVの政治記者は政府の保健顧問チームの情報として、データは限られているものの、変異種による死亡リスクは従来型に比べ1.3倍高いとツイッターに投稿していた。

また、英保健省は新型コロナ新規感染者が1日当たり1─4%減少するとの試算を示した。先週時点の最大5%増加するという見通しから大きく改善した。

1人の感染者が新たに何人に感染させるかを示す「基本再生産数」も0.8─1と、先週の1.2─1.3%から低下した。

今週に入り1日当たりの新規感染者数は4万人以下と、2週間前の約7万人から減少している。

しかし、英国家統計局(ONS)の試算では、国内では55人に1人が感染している可能性があり、保健省は「感染者数は依然として危険なほど多く、ウイルス抑制に向けて警戒を続ける必要がある」と警告。「ワクチン接種の有無にかかわらず、引き続き自宅にとどまることが必要」と注意を促した。

22日時点の新規感染者は4万0261人と、前日の3万7892人から増加。累計では350万人超。

死者は約1400人。累計では9万5981人となった。20日には死者が過去最多の1820人に達していた。

ワクチン接種は順調に進んでおり、過去24時間に接種を受けた人は約41万人で、1回目のワクチン接種を済ませた人は累計538万人となった。

イングランドとスコットランドでは今月4日、感染力の強い新型コロナ変異種の感染抑制に向け、全面的なロックダウン(都市封鎖)措置が導入された。

ジョンソン首相は21日、イングランド全体でのロックダウン解除時期について言及するのは時期尚早と述べた。

*情報を追加し、写真を差し替えました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:5年目迎えたウクライナ戦争、戦車が消えド

ビジネス

パラマウント、WBD買収へ 第3四半期完了の見通し

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ521ドル安 イラン緊迫や

ビジネス

NY外為市場=ドル軟調、155円台後半 イラン情勢
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石が発見される...ほかの恐竜にない「特徴」とは
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 6
    トランプがイランを攻撃する日
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKI…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中