ニュース速報

ワールド

米大統領選、討論会受けバイデン陣営と民主党に選挙資金集まる

2020年10月01日(木)13時14分

29日の米大統領選第1回テレビ討論会を受け、バイデン前副大統領の陣営と民主党に選挙資金が集まっていることが分かった。選挙戦が残り約1カ月となる中、バイデン陣営が資金面で優位を広げる可能性がある。写真はオハイオ州で9月撮影(2020年 ロイター/MIKE SEGAR)

[30日 ロイター] - 29日の米大統領選第1回テレビ討論会を受け、バイデン前副大統領の陣営と民主党に選挙資金が集まっていることが分かった。選挙戦が残り約1カ月となる中、バイデン陣営が資金面で優位を広げる可能性がある。

事情に詳しい関係者によると、バイデン陣営は討論会の時間中と直後に合わせて1000万ドル近くの資金を集めた。このうち380万ドルは1時間のうちに集まり、過去最高となった。新たな支持者6万人を含む21万5000人が献金したという。[nL4N2G649O]

民主党の主要な資金調達サイト「アクトブルー」の追跡ツールによると、同サイトでは第1回討論会の開始後16時間で3600万ドル超の献金を処理した。

トランプ大統領の陣営と共和党全国委員会(RNC)は29日夜の資金調達額についてコメントの要請に応じていない。共和党の資金調達サイト「ウィンレッド」には公の追跡ツールはない。

民主党への献金は、リベラル派のギンズバーグ連邦最高裁判事の死去後に急増した。トランプ氏は保守派のバレット連邦高裁判事を後任に指名し、共和党は11月の大統領選を待たずに早期に空席を埋める意向を示している。

ギンズバーク氏死去のニュースが流れた9月19日夕以降にアクトブルーが処理した献金額は、30日午前の時点で4億2000万ドルに達した。16年前に同サイトが立ち上げられて以降に集めた資金総額の6%に相当する額を2週間足らずで調達したことになる。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 2
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 5
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    ウクライナ軍ドローン、クリミアのロシア空軍基地に…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中