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英国残留ならEUでの影響力拡大=キャメロン首相

2016年06月13日(月)11時23分

 6月12日、英国のキャメロン首相は、欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う23日の国民投票で残留が決まった場合、英国のEUにおける影響力は拡大するとの見方を示した。写真はロンドンで8日撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 12日 ロイター] - 英国のキャメロン首相は12日、欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う23日の国民投票で残留が決まった場合、英国のEUにおける影響力は拡大するとの見方を示した。

11日に公表された世論調査によると、英国のEU離脱を支持する人と残留を支持する人の割合は依然として拮抗(きっこう)している。

キャメロン首相はBBCのインタビューでEU残留のメリットを訴え、「投票日翌朝に残留という結果が出ていれば、英国のEUにおける権限は強化されることになる」と発言。

「他のどの国も英国のように(EU加盟条件の改善に向けた)再交渉や国民投票を行っていない。こうした取り組みの結果、英国の議題が最優先されることになるだろう」と語った。

首相はまた、12日付の新聞インタビューで指摘した、EU離脱によって年金と国営保健サービス(NHS)が削減される可能性にあらためて言及した。

EU離脱リスクを強調して不安をあおっていると離脱支持派から批判を受けていることについては、EU離脱の危険性を語るのが首相の仕事だと反論した上で、残留には「強力で愛国的かつ積極的な根拠」があると発言。

「残留すれば、多くの投資が期待できる。離脱する場合は今後10年は先行きが不透明になる」と語った。

ロイター
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