Maki Shiraki

[東京 6日 ロイター] - マツダは6日、日本から中東への輸出車両の生産を5月まで停止すると明らかにした。中東情勢の⁠緊迫化に伴うホルムズ海峡の事実上の封鎖を受けて、同地域向けの車両は3月に出荷を見合わせ、4月からは生産を停止している。同社広報による⁠と、影響台数は非公表だが「欧米向けなどに振り替えるため生⁠産計画に変更はない」という。

同社は主力の多目的スポーツ車(SUV)「CX─5」などを国内で生産して中東へ輸出しており、中東向けの生産は年間5万台程度。6月以降については「状況をみながら柔軟に判断す⁠る」(マツダ広報)。

中東向け国内生産を巡っては、トヨタ自動車が3月からSUV「⁠ラ⁠ンドクルーザー」などの減産を実施。トヨタ広報は、影響台数を含めた詳細を明らかにしていないが、関係者によると、4月までの減産は4万台規模に及ぶ。トヨタの2025年の日本から中東向けの⁠輸出は約32万台だった。

スズキは、中東向け国内生産車両の仕向け先をアフリカなどに変更している。具体的な車種など詳細は非開示だがが、「減産はしていない」(スズキ広報)という。

日本自動車工業会の佐藤恒治会長(トヨタ副会長)は3月中旬の記者会見で、中⁠東について「日本から約80万台(2025年実績)を輸出し、約2.5兆円規模の経済影響がある重要な地域だ」と指摘。関係各社は船主と代替輸送ルートの調整を進めているほか、海外生産への振り替えも検討していると話していた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。