ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=反発、エネルギー株が高い 米中貿易巡る楽観も

2025年02月05日(水)07時03分

2月4日、米国株式市場は主要3指数が反発して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

Abigail Summerville Sukriti Gupta

[4日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数が反発して取引を終えた。エネルギー株の上昇に支援されたほか、トランプ大統領がカナダとメキシコへの関税発動を延期したことで、米中貿易問題の打開を巡る楽観的な見方が出ている。

米国は4日、中国からの輸入品に対する10%の追加関税を発動。これを受けて中国は対抗措置として、米国からの輸入品に2月10日から最大15%の追加関税を課すと発表した。

トランプ氏は4日、米中間の貿易戦争が激化する中、中国の習近平国家主席との会談を急いでいないと述べた。

この日はエネルギー株が買われ、S&P総合500種を押し上げた。一方、公益事業と主要消費財は下落した。

トランプ氏は3日、メキシコとカナダに対する関税の発動を土壇場で見合わせ1カ月の猶予期間を設定した。

CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「大統領はメキシコとカナダに対し、30日間の猶予期間をすぐさま与えた。つまり、大統領が本当にやろうとしているのは迅速な勝利宣言で、貿易の観点からは大きな変化がない印象を受ける」と語った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 44556.04 +134.13 +0.30 44469.46 44597.71 44328.52

前営業日終値 44421.91

ナスダック総合 19654.02 +262.06 +1.35 19422.17 19666.44 19408.18

前営業日終値 19391.96

S&P総合500種 6037.88 +43.31 +0.72 5998.14 6042.48 5990.87

前営業日終値 5994.57

ダウ輸送株20種 16105.03 +177.38 +1.11

ダウ公共株15種 994.52 -9.71 -0.97

フィラデルフィア半導体 4976.59 +51.78 +1.05

VIX指数 17.21 -1.41 -7.57

S&P一般消費財 1912.85 +27.05 +1.43

S&P素材 560.88 +1.57 +0.28

S&P工業 1160.02 +0.79 +0.07

S&P主要消費財 871.20 -4.45 -0.51

S&P金融 849.91 -2.35 -0.28

S&P不動産 259.84 +0.01 +0.01

S&Pエネルギー 685.33 +14.60 +2.18

S&Pヘルスケア 1712.96 -4.61 -0.27

S&P通信サービス 377.61 +5.51 +1.48

S&P情報技術 4458.18 +64.67 +1.47

S&P公益事業 394.26 -3.51 -0.88

NYSE出来高 10.67億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39145 + 375 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39110 + 340 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

10─12月期実質GDPは年率+2.8%=内閣府(

ビジネス

米バークシャー、メキシコビール販社の株式取得 シテ

ワールド

中国外相、ドイツ・EUとの協力深化表明 独首相と会

ビジネス

米ブリッジウォーター、テスラ株取得 他の超大型7銘
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザ所有
特集:ガザ所有
2025年2月18日号(2/12発売)

和平実現のためトランプがぶち上げた驚愕の「リゾート化」計画が現実に?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 2
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞が浄化される「オートファジー」とは何か?
  • 3
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン...ロシア攻撃機「Su-25」の最期を捉えた映像をウクライナ軍が公開
  • 4
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 5
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 6
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 7
    「この馬たち、遅すぎ!」装備不足のロシア軍の移動…
  • 8
    キリスト教団体がバンス米副大統領を猛批判...「イエ…
  • 9
    未来のヒトはどんな顔に? 5万年後の姿を科学的に予測
  • 10
    メーガン妃の「障害者への対応」が物議...「親切のつ…
  • 1
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 2
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 3
    2025年2月12日は獅子座の満月「スノームーン」...観察方法や特徴を紹介
  • 4
    iPhoneで初めてポルノアプリが利用可能に...アップル…
  • 5
    【徹底解説】米国際開発庁(USAID)とは? 設立背景…
  • 6
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 7
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 8
    極めて珍しい「黒いオオカミ」をカメラが捉える...ポ…
  • 9
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 10
    「だから嫌われる...」メーガンの新番組、公開前から…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中