ニュース速報
ビジネス

米、サイバーセキュリティー強化へ近く大統領令 中国脅威に対応

2025年01月13日(月)13時16分

 バイデン米大統領は、連邦政府機関や請負業者を対象にサイバーセキュリティー基準を強化する大統領令を近く発表する。10日撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

AJ Vicens

[デトロイト 10日 ロイター] - バイデン米大統領は、連邦政府機関や請負業者を対象にサイバーセキュリティー基準を強化する大統領令を近く発表する。大統領令の草案をロイターが確認した。昨年12月、米財務省のコンピューターに中国政府が背後にいると疑われるハッカー集団が侵入した文書を盗み出した事案が明らかになっており、対策を強化する。

大統領令の草案は、安全なソフトウエア開発に向けた基準の厳格化、それらの基準が満たされていることを検証する能力、国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラセキュリティー庁(CISA)がプロセスを評価することを要請。

ベンダーは、安全なソフトウェア開発文書を提供することが求められる。それをCISAがソフトウェア認証プログラムを通じて評価・検証し、「検証に失敗した」場合は司法長官に報告し「適切な措置」を求める。

さらにクラウド業者が使用するアクセストークンや暗号鍵を安全に管理するためのガイドライン策定を義務付ける。2023年5月、中国系ハッカーがこの方法を悪用し、米政府高官が使用する電子メールアカウントにアクセスした事案が起きている。

元CISA高官で現在はサイバーセキュリティー企業センティネルワンのサイバーセキュリティー戦略担当副社長ブランドン・ウェールズ氏は、近く発表される大統領令は、能力開発、適切な権限の獲得、資金調達のための過去5年間にわたる継続的な取り組みに基づくとロイターに語った。中国からの脅威は米政府に対応の緊急性をもたらしたが、米政府・民間部門は対処すべき多くの脅威に直面していると指摘した。

ホワイトハウスはコメントを拒否した。CISAのコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米下院も戦争権限制限案を否決、トランプ氏の対イラン

ワールド

イランの次はキューバ、「時間の問題」とトランプ氏

ワールド

米国務省、中東邦人退避のチャーター便手配 当初対応

ワールド

米国はイランでの戦いを始めたばかり=ヘグセス国防長
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影された、パイロットの「まさかの姿」にSNS爆笑
  • 3
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリングが新作『ピリオン』で見せた「別人級」の変身
  • 4
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 5
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 6
    対イラン攻撃に巻き込まれ、湾岸諸国が存立危機
  • 7
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「旅客数が多い空港」ランキン…
  • 9
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中