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英賃金、6─8月は約2年ぶりの低い伸び 求人数も減少
2024年10月15日(火)16時10分
10月15日、英国立統計局(ONS)が発表した統計によると、6─8月期の賃金上昇率(ボーナスを除くベース)は前年同期比4.9%となり、約2年ぶりの低水準だった。写真は9月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Mina Kim)
[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が15日に発表した統計によると、6─8月期の賃金上昇率(ボーナスを除くベース)は前年同期比4.9%となり、約2年ぶりの低水準だった。求人数も引き続き減少した。次の利下げ時期を探るイングランド銀行(英中央銀行)にとって朗報といえそうだ。
賃金上昇率はロイターが集計したエコノミストの予想と一致した。
6─8月の民間部門の賃金上昇率(ボーナス除く)は4.8%に鈍化した。第3・四半期全体では中銀予想の4.8%に達する見込みだ。
求人数は3万4000件減の84万1000件。労働市場の冷え込みの兆しが強まった。
英中銀は8月に4年5カ月ぶりに利下げに踏み切ったが、インフレ圧力が和らいでいる兆候をさらに確認したいとして、9月会合では政策金利を据え置いている。