ニュース速報
ビジネス

英HSBC、最大3億ドルのコスト削減計画 上級職が対象=FT

2024年10月10日(木)16時16分

英金融大手HSBCのジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)が最大3億ドルのコスト削減策を検討しており、上級職が削減の対象になると英紙フィナンシャル・タイムズが10日、関係者の話として報じた。写真はHSBCのロゴマーク。2023年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[10日 ロイター] - 英金融大手HSBCのジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)が最大3億ドルのコスト削減策を検討しており、上級職が削減の対象になると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が10日、関係者の話として報じた。

HSBCが商業銀行部門と投資銀行部門の統合を検討する中で人員削減計画が浮上したという。

「(統合は)上級職や一部のより重要な役職に影響を及ぼす。この層が最もコストのかかる部分だ」としている。

10月末までに発表される見込みと報じた。

ロイターはHSBCにコメントを求めたが、現時点で返答はない。

HSBCは欧州最大の金融機関で、全世界で約21万4000人を雇用。経営陣の合理化とコスト削減のため、何年も前から重複する職務の廃止を進めている。

HSBCのグループ全体の経費は、今年上半期に163億ドルに達し、前年同期比で5%増加した。

投資家は経費管理に対する懸念を強めており、経営陣は支出問題への対応を迫られている。

ブルームバーグは先月、HSBCがコスト削減のため、商業銀行部門と投資銀行部門を統合し、重複する役割をなくすことを検討していると報じた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中