SMBC、米ジェフリーズへの出資比率を約11%に引き上げ
米証券会社ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは12日、三井住友銀行(SMBC)がジェフリーズへの出資比率を2倍以上の10.9%に引き上げたと発表した。ニューヨークのマンハッタンで2021年12月撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米証券会社ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは12日、三井住友銀行(SMBC)がジェフリーズへの出資比率を2倍以上の10.9%に引き上げたと発表した。2021年に開始した業務提携深化の一環。
ジェフリーズは声明で、三井住友銀行を傘下に置く三井住友フィナンシャルグループの中島達最高経営責任者(CEO)が12日、業務提携拡大の一環として同社の取締役会に加わったことも発表した。
SMBCは昨年発表したとおり、ジェフリーズの株式持ち分を最大15%まで引き上げる予定。
今回の提携により、ジェフリーズはM&A(企業の買収・合併)とエクイティキャピタルマーケッツ(ECM)業務を主導。SMBCは法人向け融資や投資適格債の発行に注力する。
ジェフリーズのブライアン・フリードマン社長はロイターに対し、「SMBCとジェフリーズが協働するM&A、ECM、レバレッジドファイナンス分野には活発で幅広いパイプラインがある」とし、「これまで相当数の取引を完了しており、パイプラインには取引がさらにある」と述べた。