Arasu Kannagi Basil
[23日 ロイター] - 米クレジットカード大手ビザが23日に発表した第3・四半期決算(6月30日まで)は収入が約4年ぶりに市場予想を下回った。金利上昇により個人消費が抑制された。株価は引け後の時間外取引で4.6%下落した。
第3・四半期の純収入は10%増の89億ドル。LSEGがまとめたアナリストの予想(89億2000万ドル)を下回った。収入が市場予想を下回るのは2020年初め以来。
クリス・スー最高財務責任者(CFO)は「米国の高額消費者層では前四半期と比較して安定的な伸びが見られたが、低額消費者層では若干鈍化した」とアナリストに語った。
ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・アシュレー・シュルマン 最高投資責任者(CIO)は「ビザは3月には完璧な状況が織り込まれていたが、それ以降、失業や支払い・ローン延滞が増加し、消費者の可処分所得への懸念が高まり、後退している」と語った。
その上で「特に米連邦準備理事会(FRB)が金利を引き下げれば、企業支出や個人消費には伸びる余地がある」と語った。
第3・四半期の決済額は為替変動の影響を除くベースで7%増加。クロスボーダー決済額は欧州域内を除くベースで14%増加し、海外旅行への強い需要を示した。
アジア太平洋市場の決済額は主に中国本土のマクロ経済環境を背景に伸びが鈍化した。
調整後1株利益は2.42ドルで市場予想と一致した。
第4・四半期の純収入伸び率は「2桁台前半」を見込む。前年同期は10.6%だった。同社はまた、通期利益・収入見通しを据え置いた。