ドイツ企業、国内より海外への投資計画=商工会議所調査
ドイツ商工会議所(DIHK)と海外ドイツ商工会議所(AHK)の調査によると、同国企業は国内よりも海外への投資を計画している。フランクフルトの金融街、2019年撮影。(2023年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)
Maria Martinez
[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ商工会議所(DIHK)と海外ドイツ商工会議所(AHK)の調査によると、同国企業は国内よりも海外への投資を計画している。
調査対象3600社のうち今後1年間で海外への投資を増やすと回答したのは全体の約3割。減らすとの回答は約2割だった。
一方、DIHKが最近発表した別の調査によると、国内への投資を減らすと回答した企業は36%で、増やすと回答した企業(24%)を上回った。
DIHKの幹部は「国内投資と海外投資の差は、信頼できる魅力的な枠組みをドイツ企業が早急に必要としていることを改めて示している」と指摘した。
地域別では北米、北アフリカ、中東、アジア太平洋(中国・台湾を除く)への投資を計画している企業が多く、特にインドへの関心が高かった。
AHKインドの幹部は「会員企業は非常に楽観的で、今後数年で大規模な投資を計画している」と述べた。
欧州と中国への投資については、相対的に慎重な姿勢が強かった。