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中国不動産大手の龍湖を格下げ、投資適格級で最低=ムーディーズ
2023年08月28日(月)06時57分
米格付け大手ムーディーズは8月25日、中国不動産大手・龍湖集団の信用格付けを、投資適格級で最も低い「Baa3」に引き下げた。画像はムーディーズのロゴ。2011年10月、パリで撮影(2023年 ロイター/Philippe Wojazer)
[ロンドン 25日 ロイター] - 米格付け大手ムーディーズは25日、中国不動産大手・龍湖集団の信用格付けを、投資適格級で最も低い「Baa3」に引き下げた。その上で、一段と格下げする方向で検討する方針を示した。
ムーディーズは格下げの理由について、契約販売が低迷する中、龍湖集団の信用指標や手持ちの流動性が低下するとの見通しを反映したと説明した。
さらなる引き下げに向けた検討については、同社の業績改善と資金調達回復能力を巡る強い不透明感があるとした。
ムーディーズは龍湖の2023年の年間契約販売について、22年の2020億元から約1800億元(247億ドル)へ10%前後落ち込むと予想。「投資家心理の冷え込みや住宅購入者がリスク回避姿勢を強めたこと」が響きそうだと見込んだ。
また、龍湖が「資金へのアクセスを回復し、契約販売を強化できなければ」、同社の格付けを一段と引き下げる可能性があると警告した。
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