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ウェルズ・ファーゴの不正行為、元幹部300万ドルでSECと和解

2023年05月31日(水)17時32分

 5月30日、米証券取引委員会(SEC)は、業績指標水増しのための不正行為についてウェルズ・ファーゴ のリテール業務元幹部が、罰金300万ドルでの和解に同意したと発表した。写真は2021年5月、ワシントンのSEC本部で撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 30日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は30日、業績指標水増しのための不正行為についてウェルズ・ファーゴ のリテール業務元幹部が、罰金300万ドルでの和解に同意したと発表した。

キャリー・トルステッド元幹部は、投資家に誤解を与えたとして2020年に起訴された。同氏は3月、無断での口座開設を巡り銀行の検査を妨害したとして罪を認めていた。

30日に発表された和解で同氏は、SECの申し立てに対し認否は示さなかった。

SECによると、トルステット氏は2014ー16年にかけ、「クロスセル指標」が未使用口座などで水増し状態だったにもかかわらず、財務状態を示す上で有効との認識を示していた。

ウェルズ・ファーゴは20年2月に30億ドルを支払い、この問題を巡る連邦の民事・刑事捜査に決着をつけた。同行は2002ー16年に、非現実的な業績目標達成へ従業員に圧力をかけたと認めており、これが顧客に無断での口座開設につながっていた。

ロイター
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