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バフェット氏、日本株に追加投資検討との報道 商社株売却考えず

4月11日、日経新聞電子版は、訪日している米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株について「追加投資を検討したい」と強気な見方を示したと報じた。ネブラスカ州オマハで2018年撮影(2023年 ロイター/Rick Wilking)
[東京 11日 ロイター] - 日経新聞電子版は11日、訪日中の米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株について「追加投資を検討したい」と強気な見方を示したと報じた。
日経や朝日新聞のインタビューに応じたバフェット氏は、自身が率いるバークシャー・ハザウェイの5大商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事)の株式保有比率がそろって7.4%に高まったとも明らかにした。
日経によると、バフェット氏は日本株では5大商社株しか保有していないものの「次の投資先は常に頭の中にある。価格次第だ」と述べ、割安感が高まれば追加投資に踏み切る意向を示した。5大商社株に関しては9.9%を超えて買い増すことはせず、「売ることは考えていない」と語ったという。
バークシャーの5大商社株の大量保有が判明したのは2020年8月。当時の発表文によると、約1年間かけて取得した。長期保有を意図し、保有比率を最大9.9%に引き上げる可能性があるとしていた。