ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀株が急落、ショルツ首相「懸念する理由ない」

2023年03月25日(土)11時57分

 3月24日の欧州市場でドイツ銀行の株価が8.5%急落した。規制当局や中央銀行がまだ金融システム不安を抑え込むことができていないとの懸念が背景にある。写真はドイツ銀行のロゴ。12日撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[24日 ロイター] - 24日の欧州市場でドイツ銀行の株価が8.5%急落した。規制当局や中央銀行がまだ金融システム不安を抑え込むことができていないとの懸念が背景にある。ただ、ショルツ独首相は、ドイツ銀が「非常に収益性の高い銀行で懸念する理由はない」と強調した。

株価は月初から20%下落。S&Pマーケット・インテリジェンスのデータによると、同行の債務不履行(デフォルト)リスクに備えて取引されるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も急上昇し、5年物が4年ぶりの高水準を付けた。

FXストリートのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサニ氏は「市場はまだ表面化していない問題があるのではないかと懐疑的で、嫌気がさしている」と指摘。

ただ、銀行担当のアナリストらはスイス金融大手UBSによる救済買収が決まったクレディ・スイスとドイツ銀では収益性やファンダメンタルズ(基礎的条件)が異なると指摘。

調査会社オートノマスは、ドイツ銀が次のクレディ・スイスではないことは「明白」とし、JPモルガンのアナリスト陣はドイツ銀のファンダメンタルズは「強固」で「懸念していない」と説明した。

ラボバンク(オランダ)のシニアストラテジストのポール・ファン・デル・ウェストハイゼン氏はドイツ銀の収益性について、2023年の黒字を見込んでいなかったクレディ・スイスと「根本的に違う」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国、日本企業に軍民両用品の輸出禁止 三菱重や川重

ビジネス

アングル:日鉄の巨額CBが示す潮流、金利上昇と株高

ビジネス

日鉄、5500億円CBで過去最大調達 増額の可能性

ワールド

中国春節の鉄道旅客、前年比+11.5% 海外旅行は
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 5
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 6
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 7
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 8
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中