ニュース速報

ビジネス

円買い介入は投機抑える動き、経団連会長「円安基調は変わらず」

2022年10月03日(月)16時45分

 10月3日午後、経団連の十倉雅和会長(写真)は会見で、政府・日銀が実施した円買い介入について、投機的な動きを抑える意思表示として評価する一方、円安の流れはしばらく続くとの見方を示した。写真は昨年5月、都内で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 経団連の十倉雅和会長は3日午後の会見で、政府・日銀が実施した円買い介入について、投機的な動きを抑える意思表示として評価する一方、円安の流れはしばらく続くとの見方を示した。金額ベースで見れば日本経済全体にとって円安はなおプラスとした。

十倉会長は「伝家の宝刀は抜いてしまえばあまりしょっちゅうやるものではないから、姿勢を示したことに意義がある」と指摘。「しばらく日本は金融緩和続ける、米国は政策金利を上げて物価対策優先するという動きがあり、円安の基調はそんな簡単には変わらない」と語った。

円安が日本経済全体に与える影響については、輸出から輸入を差し引き、今の原油価格などをもとに算術すれば、「良い悪いの議論ではなくまだ円安のほうがプラスに効くと思う」と述べた。訪日外国人客(インバウンド)や農産物輸出などにも円安は追い風との認識を示した。

このほか、防衛費の財源として法人増税が挙がっていることについて、「国を守る話なので、国民全体で負担すべき性格のもの」と語った。「企業も社会的構成員の1つであり、そういう議論はしかるべきときに仰ぐが、あまり法人税の議論が先行するのはいかがなものかと思う」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏が閣僚刷新検討 イラン戦争が打撃 選挙控

ワールド

商船三井のLPG船がホルムズ海峡を通過 日本関係2

ワールド

ドバイの米オラクル施設に迎撃破片が落下、負傷者なし

ワールド

トランプ政権による大学への人種データ開示命令を仮差
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 5
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 8
    中国は「アカデミズムの支配」を狙っている? 学術誌…
  • 9
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 10
    満を持して行われたトランプの演説は「期待外れ」...…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 8
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 9
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中