ニュース速報

ビジネス

ダイキン、ナイジェリアに空調機組み立て拠点=インド・東アフリカ責任者

2022年09月30日(金)17時42分

 ダイキン工業でインド・東アフリカ地域の責任者を務めるカンワルジート・ジャワ常務専任役員はロイターとの9月29日のインタビューで、アフリカのナイジェリアで空調機の組み立てをまもなく始めると語った。写真はダイキンのロゴ。2012年8月、都内で撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 30日 ロイター] - ダイキン工業でインド・東アフリカ地域の責任者を務めるカンワルジート・ジャワ常務専任役員はロイターとのインタビューで、アフリカのナイジェリアで空調機の組み立てをまもなく始めると語った。新型コロナウイルスの感染拡大により遅れていたアフリカ市場の事業強化を再開させる。

ナイジェリア現地で組み立て工程を行い、価格競争力を担保する。新たに工場を建設するのではなく、ナイジェリアの販売代理店の既存施設を活用して組み立て拠点にする。

ジャワ氏は「まもなくナイジェリアに(組み立て)工場を持つことになる」と説明。アフリカ市場については「気候をはじめ、インフラや生活に対する価値観など、インドとの共通点が多い。欧州(で販売する場合)と比較して競争優位性がある」と述べ、自身が主導したインドでの成功例を同地域でも再現し、先行する韓国、中国企業などに対し巻き返しを図るとしている。

同社は2025年までにケニア、タンザニア、モーリシャスなどの東アフリカ地域ではトップシェア獲得を目指している。

ダイキンのインド事業の売上高は過去10年間で約10倍に拡大、25年には21年対比で2倍の約1000億インドルピー(1700億円)を見込む。「今後も爆発的な需要が見込まれる」(ジャワ氏)といい、23年にはインド南部に国内で3拠点目となる工場を稼働させる。

広報担当者によると、アフリカで最大の人口を有するナイジェリアでは需要に迅速に対応するため、一部の機種からインド工場で生産したパーツの最終組み立て工程を現地で行うことを検討しており、東アフリカ地域については「従来通りインド工場で生産した完成品を供給する」という。

同社は18年にケニアに事務所を設立し、販売店網を構築。21年にはナイジェリアでアフリカ事業向けの組織を発足させ、現地の市場調査や人材育成を始めた。ただ、アフリカ市場ではすでに現地メーカーをはじめ、韓国のLG電子や中国メーカーがシェア上位を占めており、ダイキンは後れを取っている。

インタビューは29日に行った。

*カテゴリーを追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、FRB次期議長の承認に自信 民主党の支

ワールド

エプスタイン文書追加公開、ラトニック・ウォーシュ両

ワールド

再送-米ミネソタ州での移民取り締まり、停止申し立て

ワールド

移民取り締まり抗議デモ、米連邦政府は原則不介入へ=
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 6
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    【銘柄】「大戸屋」「木曽路」も株価が上がる...外食…
  • 10
    「着てない妻」をSNSに...ベッカム長男の豪遊投稿に…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中