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午後3時のドルは小幅安138円半ば、中国人民元が堅調

2022年08月31日(水)15時11分

 8月31日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤から小幅安の138円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2022年 ロイター/Rick Wilking)

[東京 31日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤から小幅安の138円半ばで推移している。中国人民元の切り返しなどを受け、前日海外で買われたドルが緩やかに軟化した。

ドルは朝方の138円後半から、午後には138円前半までじり安となった。前日海外では一時139円台へ乗せ、24年ぶり円安水準に迫ったが、上値では「戻り売り圧力が強い」(FX会社)展開だったという。

中国人民元の上昇が、ドルの下げにつながった面を指摘する声もあった。中国人民銀行(中央銀行)はきょう、人民元の対ドル基準値を2年ぶりの元安水準となる1ドル=6.8906元に設定した。

しかし、この水準は市場の推計値より200ポイント元高。基準値が推計値より元高に振れるのは、6営業日連続となった。市場では、共産党が5年に一度の党大会を10月16日から開催するのに先立ち「人民銀が急激な元安に警戒感を強めているのではないか」(外銀)との指摘が出ていた。

ユーロは139円ちょうど付近と、前日海外でつけた1カ月ぶり高値から小幅反落した水準で一進一退となった。海外では9月の大幅利上げ観測が買いにつながったものの、エネルギー供給問題など「売り材料が依然山積」(外銀)する状況は変わらないという。

ロシアから欧州に天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」を通じたガスの供給量は、日本時間31日正午前にゼロとなった。

ロシア国営ガス会社ガスプロムは、ノルドストリーム1を点検のため、31日から3日間停止すると発表している。ロシアのペスコフ大統領報道官は「(西側諸国による)対ロシア制裁を受けた技術的な問題を除けば、ガス供給(の再開)を妨げるものはないという保証がある」と語った。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 138.41/43 1.0038/42 138.95/99

午前9時現在 138.75/77 1.0022/26 139.07/11

NY午後5時 138.79/81 1.0012/16 138.98/02

ロイター
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