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ビットコインが3週間ぶり安値、数分間で7%超下落

2022年08月20日(土)04時39分

 8月19日、暗号資産(仮想通貨)が取引で急落し、ビットコインは突然の売りを浴びて3週間ぶりの安値を付けた。写真は8月10日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[シンガポール/ワシントン 19日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)が19日の取引で急落し、ビットコインは突然の売りを浴びて3週間ぶりの安値を付けた。下落の理由を巡り、アナリストの間では見解が分かれている。

ビットコインは欧州時間午前、数分間で7.7%下落し2万1404ドルとなった。その後、やや回復したものの、再び売りが強まり直近では8%超値下がりしている。

イーサは8.32%安の1721ドル。

グローバルブロックのアナリスト、マーカス・ソティリオウ氏は調査ノートで、急落につながった唯一のカタリストは見当たらないが、S&P総合500種の下げがビットコインの売りにつながったとの見解を示した。

ハーグリーブス・ランズダウンのシニア投資・市場アナリスト、ス ザンナ・ストリーター氏は、大規模な売りが出たと指摘。「暗号資産はすぐに急反発せず、その後数時間で一段と沈んだ。これはフラッシュクラッシュ(瞬間的暴落)のパターンではない」と述べた。

ストリーター氏によると、暗号資産のカルダノが先に売られ、ビットコインやイーサなどが追随したという。

OANDAのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は、ビットコインが下げを取り戻せなかったことは、今回の下げが実質的な動きであることを示唆しているとした。

ロイター
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