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米シティのアジア4カ国の個人金融、UOBが36.5億ドルで買収へ

2022年01月14日(金)13時41分

 1月14日、シンガポールの銀行ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク(UOB)は、米シティグループのインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム4カ国の個人金融(リテール)事業を約49億1500万シンガポール(S)ドル(36億5000万米ドル)で取得することで合意した。写真はUOBの支店。シンガポールで2020年11月撮影(2022年 ロイター/Edgar Su)

[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポールの銀行ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク(UOB)は、米シティグループのインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム4カ国の個人金融(リテール)事業を約49億1500万シンガポール(S)ドル(36億5000万米ドル)で取得することで合意した。UOBにとっては過去20年で最大規模の買収で、4カ国のリテール顧客が倍増する。

UOBの声明によると、4カ国の無担保および担保付貸出債権、ウェルスマネジメント、小口預金事業をシティから取得する。買収資金は余剰資本から捻出する予定で、配当性向50%という方針は十分維持できると説明した。

シティの4カ国の個人金融部門社員約5000人はUOBに移籍する。

UOBによると、買収額は取得完了時点の4カ国の事業純資産価値を約40億Sドルと査定し、それに9億1500万Sドル上乗せした。

シティは昨年、事業戦略の一環でアジア10カ国・地域を含む13の市場でリテールから撤退すると発表。すでにフィリピン、韓国、オーストラリアの同事業売却で合意している。

ロイター
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