ニュース速報

ビジネス

豪ウエストパック、第一生命に生保事業売却 6.6億米ドルで

2021年08月09日(月)11時50分

 豪銀行大手ウエストパック銀行は9日、第一生命ホールディングスに豪生命保険事業を売却することで合意した。売却額は9億豪ドル(6億6000万米ドル)。写真はウエストパックのロゴ。シドニーで昨年6月撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)

[9日 ロイター] - 豪銀行大手ウエストパック銀行は9日、第一生命ホールディングスに豪生命保険事業を売却することで合意した。売却額は9億豪ドル(6億6000万米ドル)。

豪銀行セクターでは規制当局の監視が強化される中、中核の銀行業務に専念するため、保険事業から撤退する動きが見られている。

ウエストパックのスペシャリストビジネス・グループ戦略担当最高経営責任者、ジェイソン・イェットン氏は「今回の取引は、業務簡素化に向けたさらなる一歩だ」と語った。

第一生命ホールディングスにとっては、日本の人口が減少する中、海外事業の強化につながる。同社は2018年に豪保険大手サンコープから生命保険事業を6億4000万豪ドルで取得している。

第一生命ホールディングスからのコメントは現時点で取れていない。

ウエストパックは、損害保険事業やニュージーランドの生命保険事業の売却でもすでに他社と合意しており、今回の第一生命への事業売却により、レベル2普通株式等Tier1(中核的自己資本)比率は約12ベーシスポイント(bp)上昇するとした。

今回の生命保険事業売却により、税引き後の会計上の損失約13億豪ドルを見込んでおり、約3億豪ドルを2021年度に計上するとしている。

事業売却は22年下期に完了する見通し。

ウエストパックはまた、豪国内で450万人超に保険を提供している第一生命の現地法人との間で、ウエストパックの顧客に生命保険商品を販売する独占契約(期間20年)を締結したことも明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

メキシコ麻薬組織首領「エルメンチョ」死亡、軍の作戦

ワールド

新たな米関税計画、混乱回避へ熟慮と憲法準拠が必要=

ワールド

イラン、核協議で譲歩の用意 米が要求に応じれば=当

ビジネス

ドル下落、関税巡る不透明感受け 対円で0.4%安
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 4
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 5
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 6
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 7
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 8
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 9
    「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒…
  • 10
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中