ニュース速報

ビジネス

富士フイルムHDの古森CEO退任、後任は後藤氏 ヘルスケアで成長へ

2021年03月31日(水)17時42分

 富士フイルムホールディングスは31日、古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO、81、写真)が退任し、後藤禎一取締役(62)が社長兼CEOに就任する人事を発表した。都内で2018年1月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 31日 ロイター] - 富士フイルムホールディングスは31日、古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO、81)が退任し、後藤禎一取締役(62)が社長兼CEOに就任する人事を発表した。6月下旬の定時株主総会を経て、古森氏は最高顧問に就く。

会見した後藤次期社長は、「現在の富士フイルムは、次の成長を実現するための新しいフェーズに入った」と説明。ヘルスケア分野でのさらなる成長を目標に掲げ、「2020年代半ばに売上高1兆円を達成させる」と強調した。

同社はこの日、日立製作所の画像診断機器事業の買収を完了した。後藤次期社長は今後のM&A(合併・買収)戦略に関して、「良いタイミングで良いシナジーが生まれるものは、ぜひ買える時がきたら買っていきたい」と述べた。

同席した古森氏は後藤次期社長について、「戦略的に事業を成長させてきた優れた手腕が今後富士フイルムグループ全体の経営に生かせると確信している」と語った。

後藤次期社長は、1983年に富士写真フイルムに入社。シンガポールや中国など海外での勤務を経て、2013年から富士フイルムのメディカルシステム事業部長を続けている。18年には、ホールディングスの取締役となった。

最高顧問となる古森氏は、2000年6月に社長に就任。デジタルカメラや携帯カメラの普及で写真フィルム市場が衰退する中、医療関連に経営の舵を切った。

助野健児社長兼最高執行責任者(COO、66)は代表権のある会長兼取締役会議長となる。

*会見の内容を追加しました。

(新田裕貴)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏が閣僚刷新検討 イラン戦争が打撃 選挙控

ワールド

商船三井のLPG船がホルムズ海峡を通過 日本関係2

ワールド

ドバイの米オラクル施設に迎撃破片が落下、負傷者なし

ワールド

トランプ政権による大学への人種データ開示命令を仮差
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 5
    【写真特集】天山山脈を生きるオオカミハンター
  • 6
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 7
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 8
    中国は「アカデミズムの支配」を狙っている? 学術誌…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が…
  • 5
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中