ニュース速報

ビジネス

英中銀、回復への下向きリスクに強く対抗すべき=ハスケル委員

2021年03月06日(土)12時31分

 3月5日、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のハスケル委員(写真)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの景気回復への下向きリスクに強く対抗すべきで、必要に応じて追加刺激策を準備しておくべきだと述べた。2018年5月撮影。英財務省提供(2021年 ロイター)

[ロンドン 5日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のハスケル委員は5日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの景気回復への下向きリスクに強く対抗すべきで、必要に応じて追加刺激策を準備しておくべきだと述べた。

オンラインイベントで「リスク管理を考慮すると、政策は見通しの下振れリスクに対して強く対応すべきで、インフレを持続的な形で目標に戻すためには経済にさらなる支援が必要になる可能性に引き続きオープンだ」と述べた。

英中銀の健全性規制機構(PRA)は先月、マイナス金利を導入する前に、国内の銀行が口座や住宅ローンを修正する対応策に最低6カ月必要になると発表したが、一部の政策当局者は刺激策として国債購入に注力すべきとの見解を示している。

ハスケル氏は、英経済の回復が先月発表された中銀予想より遅れるリスクは均衡しているとの見方を示し、早急な金利引き締め開始を警戒。マイナス金利について「それは必要に応じて金融政策委員会(MPC)に利用可能な全てのツールを展開する用意ができていることも意味する」と述べた。

英中銀が2021年と22年の国内総生産(GDP)が急回復すると予想しているのは昨年の歴史的な落ち込みの反動で、「力強い」という表現は誤解を招くと指摘。「このため、目標を上回るインフレが持続するリスクはほとんどないと考える」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ホンダが通期純利益予想を維持、4─12月期は42%

ビジネス

フランス産ワイン・蒸留酒輸出、貿易摩擦の影響で3年

ビジネス

丸紅の時価総額が10兆円に、27年度末目標より早期

ビジネス

英BP、第4四半期利益は予想通り 事業評価損で自社
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 8
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 9
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 10
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中