ニュース速報

ビジネス

情報BOX:パウエルFRB議長の発言要旨

2021年03月05日(金)03時49分

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の米経済に関する会合に参加した。写真は2018年、ワシントンのFRB前で撮影(2021年 ロイター/Chris Wattie/File Photo)

[4日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の米経済に関する会合に参加した。発言の要旨は以下の通り。

*経済はFRB目標からなお程遠い

*リスク残るが、今後数カ月で雇用創出の持ち直しを期待する十分な理由ある

*経済の持ち直しでインフレは上昇へ

*根深い低インフレ期待が変化するとは考えにくい

*インフレ上昇は一時的の公算大

*FRBはインフレ目標達成へ手段を駆使

*最大雇用への回帰に一定の時間、やるべきこと多い

*失業率4%に改善すれば良好、最大雇用の達成にはそれ以上必要

*今年最大雇用に達する公算小さい

*金融市場の無秩序な状況なら懸念

*ワクチン接種拡大や財政支援で雇用創出持ち直しも

*量的緩和(QE)の変更には目標への実質的な進展見られる必要、一定の時間かかる

*インフレの一時的上昇見られた場合、忍耐強く対応

*財務状況の根強い逼迫なら懸念

*利上げ検討には最大雇用の達成と、インフレ率が2%に到達し、それを上回る水準に向かうことを確認する必要

*利上げ時期は雇用と物価安定の目標達成にかかっている

*供給のボトルネックに伴う物価上昇は一時的だろう

*インフレ期待の抑制に向け、FRBは政策手段を講じる考え

*QE縮小に動くかなり事前に目標への進展状況を伝える

*利上げに関するガイダンスは「極めて明確」

*利上げは経済が「完全に回復」した段階で実施へ

*FRBは現時点で目標達成に向け大きく進展していない 

*雇用創出ペースは加速の見通し

*一段の大幅な進展には時間要する

*現在の政策スタンスは適切

*財務状況は極めて緩和的で適切

*状況が変化すればFRBは対策を講じる

*雇用が高水準に達したという理由だけで利上げは実施せず

*高インフレは極めて悪い状況、FRBは再発を容認せず

*向こう約1年で物価上昇の公算、持続せずインフレ期待を2%超に押し上げるには不十分

*パンデミックを終息させられれば日常が戻り、長期ダメージ回避

*パンデミック巡り向こう数カ月間が極めて重要

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、高市首相の台湾発言撤回要求 国連総長に書簡

ワールド

MAGA派グリーン議員、来年1月の辞職表明 トラン

ワールド

アングル:動き出したECB次期執行部人事、多様性欠

ビジネス

米国株式市場=ダウ493ドル高、12月利下げ観測で
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 2
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 5
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 6
    「裸同然」と批判も...レギンス注意でジム退館処分、…
  • 7
    Spotifyからも削除...「今年の一曲」と大絶賛の楽曲…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 7
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中