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独、EU予算の早期承認に期待 「邪魔する愚かな国いない」

12月1日、ドイツのショルツ財務相は欧州連合(EU)予算案などの承認でポーランドやハンガリーが抵抗していることについて、全会一致による早期の解決に期待を示した。写真は11月22日、記者会見するショルツ財務相(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツのショルツ財務相は1日、欧州連合(EU)予算案などの承認でポーランドやハンガリーが抵抗していることについて、全会一致による早期の解決に期待を示した。
EUはこの日、オンライン形式で財務相理事会を開催。ショルツ氏は会合後、記者団に対し、先に決定した7500億ユーロ規模の新型コロナウイルス向け復興基金を速やかに実施することが重要だとした上で、「EU内に決定を邪魔する愚かな国はいないと確信している」と述べた。
会合で、ポーランドやハンガリーが拒否を続けた場合の代替案について話し合ったかとの質問には、「優れた政治的ガバナンスの経験から、プランBを詳細に議論すべきではない。プランBだけであればプランAは必要ないからだ」とした。
ドイツのメルケル首相はこれまで、今月10─11日のEU首脳会議がヤマ場になるとの考えを示している。