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米大統領選候補は票集計終わるまで「忍耐」を、経済団体が要請

2020年11月05日(木)12時13分

米商工会議所など国内の経済団体は4日、トランプ大統領や民主党候補のバイデン前副大統領、メディア各社、全国民に対し、全ての有効票の集計が終わるまで忍耐強く様子を見守るよう求めた。写真は米商工会議所メンバーの一人で米製造業者協会のトップを務めるジェイ・ティモンズ氏。2017年6月19日に撮影。(2020年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 4日 ロイター] - 混戦模様となっている米大統領選を巡り、米商工会議所など国内の経済団体は4日、トランプ大統領や民主党候補のバイデン前副大統領、メディア各社、全国民に対し、全ての有効票の集計が終わるまで忍耐強く様子を見守るよう求めた。

トランプ氏は4日、大統領選がまだ集計作業中にもかかわらず一方的に勝利を宣言。選挙で不正があったという根拠のない主張を展開し、票の集計停止を要請した。これを受け、米経済界に懸念が広がっている。

4日午後の時点で、集計に基づく選挙人獲得数はバイデン氏がリードしているものの、ペンシルベニア、ジョージアなど複数州では結果がまだ判明していない。

トランプ氏の陣営は、ミシガン州で票の集計停止を求めて提訴し、バイデン氏の勝利が確実となったウィスコンシン州でも票の再集計を求める意向を示した。

米商工会議所、全米最大の労組である米労働総同盟産別会議(AFL─CIO)、全米福音協会、アフリカ系米国人聖職者ネットワークのトップは共同文書で、暴力や脅しといった戦術は国家の弱体化につながると指摘。「自由で公正な選挙というのは資格のある誰もが投票でき、全ての票が法に則り集計され、投票を通じて民意が結果に反映される選挙だ」とした。

また、米国情報技術工業協議会の最高経営責任者(CEO)は、長きにわたり平和的で公正な選挙を実施してきた米国の歴史に触れ、全国民に「全ての票が集計される」まで忍耐強く待つよう呼び掛けた。

米製造業者協会トップのジェイ・ティモンズ氏は、分断が深まった国の結束を図る上で製造業者が貢献できるとコメント。「過去10年の選挙後と同様に、製造業者は解決策の一部となる。結束を強め、誰も置き去りにしない形で前に進む」と述べた。

*米製造業者協会トップのコメントを追加しました

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