ニュース速報

ビジネス

FRB、金融安定リスクへの注視必要=クリーブランド連銀総裁

2020年10月22日(木)01時47分

米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は21日、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に対する新たなアプローチは低金利・低インフレ下でFRBの経済に対する影響力を高めるが、金融安定リスクを注視し続ける必要があると述べた。ワシントンのFRB本部で2018年7月撮影(2020年 ロイター/LEAH MILLIS)

[21日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は21日、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に対する新たなアプローチは低金利・低インフレ下でFRBの経済に対する影響力を高めるが、金融安定リスクを注視し続ける必要があると述べた。

オンラインイベントで、強いインフレ圧力と金融安定リスクが存在しなければ、雇用が堅調なだけではFRBの懸念要因にならないことを新たな枠組みは明確にしていると指摘。

ただ、低金利が借り入れ増加や財務レバレッジの上昇、イールド・ハンティング(利回り追求)の動きなどを促す可能性に留意する必要があるとし、「マクロ経済の安定につながる金融政策は金融の安定を促進する一方、中立金利が低い環境下では持続的な緩和政策が場合によっては金融システムの脆弱性を高める可能性がある」とした。

また、「低金利下で、金融政策と金融安定とのつながりに対する最善のアプローチ法を巡り、一段の検証が必要だ」と語った。

さらに、一般の人々が金融政策を理解し、インフレ期待により良い影響を与えるために、FRBにはやるべきことがまだあるとも指摘。

新たな枠組み発表直後に行われた調査では、金融政策の目標は政府の借り入れコストを下げることだと答えた人の方が多く、FRBの責務である物価安定と雇用最大化について認識している人は少ないことが分かったとも述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン情勢、木原官房長官「石油需給に直ちに影響との

ワールド

茂木外相、「核兵器開発は決して許されない」 米攻撃

ワールド

米・イスラエルがイランに大規模攻撃、体制転換視野に

ワールド

中国、イラン攻撃の即時停止要請 米・イスラエルに懸
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKIが語った創作と人生の覚悟
  • 3
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキングが発表に...気になる1位は?
  • 4
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 5
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 6
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 7
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 8
    トランプがイランを攻撃する日
  • 9
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 10
    インフレ直撃で貯蓄が消える...アメリカ人の54%が「…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中