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独経済、V字回復望めず 正常化は来年以降=商工会議所調査
2020年06月30日(火)19時46分
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ商工会議所(DIHK)が30日公表した調査によると、独経済が新型コロナウイルスによる低迷から「V字回復」する公算は小さく、会員企業の3分の2が元の状態への回復は早くても2021年になるとみている。
DIHKは「V字(回復)は見込めない」とし、調査は今年の成長率がマイナス10%になるとの予想を裏付ける結果になったと指摘した。調査は8500社を対象に行われた。
調査した企業の80%が今年は減収を予想しており、「会員企業の間で不透明感が強いことを示している」と分析した。
独政府は付加価値税の引き下げや中小企業向けの資金援助など1300億ユーロ(1460億ドル)を超える規模の経済対策をまとめた。DIHKはつなぎの支援策や景気刺激策は重要としながらも「売り上げを再び拡大する機会こそが企業にとって最も重要だ」と強調した。
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