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香港キャセイ航空、上期大幅減益を予想 新型肺炎による需要減少で
2020年02月17日(月)19時10分
2月17日、香港のキャセイ・パシフィック航空は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、上期業績が大幅に悪化する見通しを示すとともに、輸送能力を削減したと明らかにした。写真は香港で2018年4月撮影(2020年 ロイター/Bobby Yip)
[17日 ロイター] - 香港のキャセイ・パシフィック航空<0293.HK>は17日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、上期業績が大幅に悪化する見通しを示すとともに、輸送能力を削減したと明らかにした。
同社は声明で「すでに2020年上期は財務的に極めて厳しい状況を予想している」とし「新型コロナウイルスの感染拡大による需要の大幅減少、それに伴う輸送能力削減の結果、2020年上期業績は前年同期を大幅に下回る見通しだ」と述べた。
当初30%削減を予定していた2月と3月の輸送能力は40%削減したことを明らかにした。4月も削減措置を講じる公算を示した。
キャセイ・パシフィック航空とキャセイ・ドラゴン航空の1月のロードファクター(有償座席利用率)は1.3%ポイント低下して84.7%だった。
キャセイの輸送能力削減により、同社の筆頭株主スワイヤ・パシフィック<0019.HK>も上期業績に悪影響が出るとの見通しを示した。
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