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中国、LPRを変動金利融資にも適用 資金調達コスト低下狙う

2019年12月30日(月)07時15分

 12月28日、中国人民銀行(中央銀行)(写真)は、金利改革の柱として今年8月から公表を始めた最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を変動金利融資にも新しいベンチマークとして適用する、と発表した。写真は昨年9月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

[北京 28日 ロイター」 - 中国人民銀行(中央銀行)は28日、金利改革の柱として今年8月から公表を始めた最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を変動金利融資にも新しいベンチマークとして適用する、と発表した。アナリストからは、資金調達コストが下がり、経済を支援するとの見方が出ている。

同中銀は企業の借り入れコストの引き下げなどを目的とした8月の金利改革で、LPRを金融市場調節(オペ)手段である中期貸出ファシリティー(MLF)金利に連動させ、市場実勢をより反映するようにした。すでに新規ローンの約90%は現在のLPRに基づいて金利が決まっているが、変動金利ローンについては、迅速な変更が難しいなどの理由で、以前のベンチマークが使われていた。

発表によると、金融機関は来年1月以降、新規の融資契約で従来のベンチマークの使用が禁じられる。ただし、公的な退職者基金に連動している個人向け住宅ローンは対象にならない。

すでに締結されている変動金利ローンについては、3月以降、金融機関が顧客との間でLPRを前提にした金利変更の話し合いを行うことになる。人民銀によると、一連の変更作業は8月末までに終了する見通しだ。

LPRの1年物は8月の公表開始から16ベーシスポイント(bp)低下し現在は4.15%。これに対し、旧来の基準金利は2015年10月から4.35%のまま据え置かれている。

民生銀行のエコノミスト、ウェン・ビン氏は今回の措置について「金利がより市場実勢を反映するようにし、資金調達コストの低下につなげるのが目的」と述べた。

LPRのさらなる低下に向け、2020年に人民銀行がMLF金利を20─30bp引き下げるとみられる。

*内容を追加しました。

ロイター
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