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ボーイング737MAX巡る検証に「数週間」必要=FAA局長
米連邦航空局のスティーブ・ディクソン局長は22日、墜落事故を受けて運航停止となっている米航空機大手ボーイングの旅客機「737MAX」の運行再開を巡る検証に少なくとも数週間が必要との見方を示した。ニューヨーク証券取引所で8月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 22日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)のスティーブ・ディクソン局長は22日、墜落事故を受けて運航停止となっている米航空機大手ボーイング
ディクソン局長はワシントンでの会議で、FAAが737MAXの最終的な修正ソフトウエアや詳細なシステムの説明を受け取ったことを明らかにした上で、「やるべきことがかなりある」とし、「手続きの全行程を完了するまでにはさらに数週間かかるだろう」と述べた。
また認証飛行試験の前に手続きが完了すれば、運行再開はかなり容易としたが、安全性が確認されるまでは737MAXの運行再開を許可しないと改めて指摘した。
ボーイングは先週、認証飛行試験の予行演習が成功したと発表したが、ディクソン局長は先月、ロイターのインタビューで、飛行試験の前に必要となる一連の措置に言及し、それらの措置が取られた後、予期せぬ事態が起きない限り、約1カ月後に運航再開が認められると述べた。