ニュース速報

ビジネス

米FRB、米経済成長持続へ「適切に」行動=クラリダ副議長

2019年10月19日(土)02時42分

 18日、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長はCFA協会主催のイベントで、世界的な成長鈍化や地政学的な緊張によってもたらされるリスクから米経済を守り、回復を持続させるために、FRBは「適切に行動する」という見方を改めて示した。写真ははFRBの入る建物。ワシントンで3月19日撮影(2019年 ロイター/Leah Millis)

[ボストン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長はCFA協会主催のイベントで、世界的な成長鈍化や地政学的な緊張によってもたらされるリスクから米経済を守り、回復を持続させるために、FRBは「適切に行動する」という見方を改めて示した。

「金融政策にあらかじめ決められた方針はなく、FRBは会合ごとに経済見通しや見通しに対するリスクを評価していく」と指摘。「経済成長や堅調な労働市場、FRBの2%目標へのインフレ回帰を維持するために適切に行動する」と述べた。

また約50年ぶりの低水準にある失業率や賃金上昇によって米経済は「良好な環境」にあると言及。FRB当局者は設備投資の減少など経済成長の減速につながるリスクを注視しているとし、第1・四半期の成長率は「堅調」、第2・四半期は「妥当」だったが、今年下期の成長率は鈍化すると語った。

インフレ率に関しては「引き続き抑制されている」としたほか、流動性拡大を目的とする米債買い入れと金融危機時に行われた量的緩和(QE)による買い入れとを混同すべきではないとした。

消費は現時点で良好で、今年は2.5%成長のペースを維持しており、家計債務の水準も低いと評価。「現時点で景気後退リスクが高まっている兆候はなく、消費への波及も見られない」とした。

米長短金利の逆転については留意しているとしたが、その要因の大部分は米国ではなく、世界の経済成長鈍化に関する懸念を反映しているとの見解を示した。

*情報を追加します

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

乳児ボツリヌス症の集団感染、バイハート社の粉ミルク

ワールド

北朝鮮抑止「韓国が主な責任」、米国防総省が関与縮小

ワールド

トランプ政権のEVインフラ助成金停止は違法、米地裁

ワールド

加州がWHO感染症対応ネットワークに加盟、米の正式
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 3
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 4
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 5
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 8
    コンビニで働く外国人は「超優秀」...他国と比べて優…
  • 9
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 10
    3年以内に日本からインドカレー店が消えるかも...日…
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 10
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中