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ユーロ圏CPI、9月は前年比+0.8%に下方改定 約3年ぶり低水準
2019年10月16日(水)19時13分
10月16日、欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比0.8%上昇し、速報値の0.9%上昇から下方修正された。ドイツのケルンの祭りで2016年2月撮影(2019年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が16日に発表した9月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比0.8%上昇し、速報値の0.9%上昇から下方修正された。
市場のコンセンサス予想は0.9%上昇だった。
CPI上昇率は、8月の1.0%から鈍化し、0.6%だった2016年11月以来およそ3年ぶりの低水準となった。
CPIの伸び鈍化を受けて、ユーロ圏経済の状態に関する懸念が強まりそうだ。欧州中央銀行(ECB)は、中期的なインフレ率として2%弱を目標にしているが、この目標をどのように達成していくかについて議論が活発になる可能性がある。
同時に発表された8月のユーロ圏の貿易収支は、黒字額が147億ユーロ(約162億ドル)で、前年同月の119億ユーロから拡大した。輸入が輸出以上に減少した。
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