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ドル112円半ば、中国株4%高で堅調
10月22日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の112円半ば。中国株が4%を超える急上昇となったことで、円が弱含んだ。ドルは一時112.69円まで上昇した。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)
[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の112円半ば。中国株が4%を超える急上昇となったことで、円が弱含んだ。ドルは一時112.69円まで上昇した。
週明けのドルは午前にいったん112.35円まで下落。米国が旧ソ連との間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約から離脱すると表明したこと、トランプ米大統領が19日、サウジアラビアを批判していた記者が死亡した事件で、サウジに対する制裁を検討する可能性があると語ったことなどが嫌気されたという。
しかし、仲値公示後は一転して買い戻しが活発化。中国株が寄り付き直後から2%を超える上昇となると円売りが勢いづき、18日以来の高値をつけた。
中国の株高は前週末に当局が発表した株価支援措置が手掛かり。日経平均も後場寄りからプラスへ転じた。
発表によると、プライベートエクイティ(PE)ファンドによる上場企業の株式取得の奨励、企業の合併・買収(M&A)の承認加速、自社株買いの支援などが柱。同時に、個人所得の課税控除に関する新規則草案も公表し、内需の下支え期待が浮上している。
トランプ大統領と中国の習近平国家主席が、アルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の際に会談することで暫定的に合意した、との現地報道も話題。11月29日に行う方向で調整中だという。「米中貿易戦争の停戦に向けた前向きな動き」(証券)との受け止めだ。
ドル/円
午後3時現在 112.65/67 1.1511/15 129.70/74
午前9時現在 112.45/47 1.1508/12 129.43/47
NY午後5時 112.54/56 1.1513/16 129.56/60
(為替マーケットチーム)