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政府、財政目標先送りの骨太原案を提示

2018年06月05日(火)18時12分

 6月5日、政府は経済財政諮問会議で、財政目標の先送りを盛り込んだ財政運営指針「骨太方針」の原案を提示した。先月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon/Pool)

[東京 5日 ロイター] - 政府は、5日の経済財政諮問会議で、財政目標の先送りを盛り込んだ財政運営指針「骨太方針」の原案を提示した。消費増税そのものは2019年10月に実施するとし、19、20年度当初予算で「臨時・特別の措置を講じる」と併せて明記した。

従来20年度としてきた基礎的財政収支の黒字化目標は「25年度の達成を目指す」とした。社会保障費の抑制目安は基本方針から外し、中間年度となる21年度に国内総生産(GDP)比で基礎収支の赤字を1.5%程度、債務残高を180%台前半、財政赤字を3%以下とする新たな中間目標も掲げた。

骨太原案では、持続的な経済成長の実現には潜在成長率の引き上げが最重要課題とし、新たな在留資格の創設などを柱に、外国人材の受け入れを加速させる方針も盛り込んだ。与党との協議を踏まえ、15日に閣議決定する。

ロイター
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