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タカタ米子会社、エアバッグ被害者らと和解 破産手続き完了へ前進

2018年02月12日(月)15時09分

 2月11日、破産法の適用を申請したタカタの米国法人TKホールディングスは、債権者、欠陥エアバッグで負傷した被害者の弁護士、自動車メーカーと和解した。破産手続きの完了や事業売却に向けて前進することになる。9日撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[ウィルミントン(米デラウェア州 11日 ロイター] - 破産法の適用を申請したタカタの米国法人TKホールディングスは、債権者、欠陥エアバッグで負傷した被害者の弁護士、自動車メーカーと和解した。破産手続きの完了や事業売却に向けて前進することになる。10日に裁判所に提出された文書で明らかになった。

文書によると、負傷した被害者に関連した委員会と債権者関連の委員会、自動車メーカー、タカタの事業を買収するキー・セイフティー・システムズが再建計画を巡り合意に至った。

合意に基づき、欠陥エアバッグで負傷または死亡した被害者に補償金を支払う信託基金が設立される。補償額は被害の程度によって決められ、1万─500万ドルが支払われる。

合意に加わった自動車メーカー13社には、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、トヨタ自動車<7203.T>、またホンダ<7267.T>とフォルクスワーゲン(VW)の米関連会社などが含まれる。

TKホールディングスによると、修正した再建計画は米破産裁判所に近く提出される。

米デラウェア州ウィルミントンの破産裁判所が合意内容を承認すれば、負傷した被害者らは合意に加わったメーカーへの提訴は認められなくなる。

ロイター
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