ニュース速報

ビジネス

ドル110円後半、調整主体 米つなぎ予算案の採決見極め

2018年01月22日(月)15時51分

 1月22日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円後半だった。朝方はポジション調整のドル買い戻しで上昇したが、米連邦政府機関の一部閉鎖が意識され、上値追い機運も盛り上がらなかった。写真は2016年11月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円後半だった。朝方はポジション調整のドル買い戻しで上昇したが、米連邦政府機関の一部閉鎖が意識され、上値追い機運も盛り上がらなかった。

米政府機関の一部閉鎖報道を受け、ドルのセンチメントが悪化。早朝の為替市場ではユーロが1.2275ドル付近へ上昇し、ドルは110.51円まで下落した。

ただ、先週110円割れを回避したこともあり、短期筋などの下値攻めはこれまでにトーンダウンしている。午後2時半頃にかけてドルに買い戻しが入り、110.89円まで上昇した。

ユーロ/ドルにおける利益確定のユーロ売り/ドル買いも、ドル/円の下値を支えたという。

きょうは総じてポジション調整が主体の取引だという。米上院が、つなぎ予算案の採決に進むために必要な動議の採決を日本時間23日午前2時に延期し、様子見ムードを誘う一因となった。東京は雪も強まってきており、「実需筋も早じまいしそう。短期筋の仕掛け的な動きもみられないだろう」(国内金融機関)との声が出ていた。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 110.78/80 1.2229/33 135.49/53

午前9時現在 110.68/70 1.2254/58 135.64/68

NY午後5時 110.76/79 1.2220/23 135.41/45

(為替マーケットチーム)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米FRB議長人選、候補に「驚くべき名前も」=トラン

ワールド

サウジ、米に6000億ドル投資へ 米はF35戦闘機

ビジネス

再送米経済「対応困難な均衡状態」、今後の指標に方向

ビジネス

再送MSとエヌビディアが戦略提携、アンソロピックに
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 9
    「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイ…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中