ニュース速報

ビジネス

欧州市場サマリー(6日)

2017年12月07日(木)05時30分

[6日 ロイター] - <為替> 米税制改革法案の前進や、政府閉鎖回避を巡り楽観的な見方が広がり、ドルは対主要通貨バスケットでやや上昇した。仮想通貨ビットコインは1万2000ドルを突破し、過去最高値を更新した。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。 英国の欧州連合(EU)離脱交渉の行き詰まりに対する懸念からポンドが下落し、ドルで収益を上げる銘柄が多いFT100種を押し上げた。

アイルランドのバラッカー首相は6日、離脱後の英領北アイルランドのあり方について、週内に合意に至ることができなければ、年明けに交渉が持ち越されると述べた。英メディアは合意はないだろうと報じており、ポンド安につながった。

ドル建てで収益を上げポンドで決算報告する企業は、ポンド安が追い風となる。こうした企業の代表例である日用品大手ユニリーバと世界最大の蒸留酒メーカー、ディアジオ、たばこ大手のインペリアル・ブランズ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は0.5%から3.7%上昇した。

ホテルやコーヒー店で国内最大手のウィットブレッドは7.5%上昇した。米国の物言う投資家、セイチャム・ヘッド氏がウィットブレッドの株式を保有していることを明らかにし、買い材料となった。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。取引時間中はリスク回避志向がみられ、STOXX欧州600種指数<.STOXX>は1%安となる局面もあったが、終盤にかけてユーロが値下がりし、下落幅を圧縮した。

金融株が売られる一方で消費関連株やその他のディフェンシブ銘柄が買われた。

不正会計があったことを明らかにした家具製造・販売大手スタインホフは63.1%急落した。捜査を開始するとしたほか、最高経営責任者(CEO)が退任し、通期の決算発表を延期した。

STOXX欧州600種テクノロジー株指数<.SX8P>は0.56%低下した。今年最も好調な部門だったが、最近は低迷が続いている。チップ市場の急成長が直に終わるとの懸念が売り材料となっている。半導体メーカーでドイツのインフィニオンとイタリアのSTマイクロ、オーストリアマイクロシステムズ(AMS)は1.5%から5.9%下落した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> ギリシャ10年債利回りが5%を下回って8年ぶりの低水準を記録した。

最近の好調な景気指標や、債権団との合意を受け、ギリシャ国債買いが膨らんだ。

ギリシャとユーロ圏の債権団は3日、金融支援プログラムの下でギリシャに義務付けられる改革の内容で基本合意に達した。これにより来年8月にも金融支援が終了する可能性がある。

ギリシャ10年債利回りは5ベーシスポイント(bp)程度下がって4.802%と、2009年11月以来の低水準をつけた。

利回り低下を受けてアナリストらは、ギリシャが新たに債券を発行して市場に復帰する動きを促す可能性を指摘した。

ギリシャは7月、30億ユーロの5年債を発行し、3年ぶりの市場復帰を果たしている。

ギリシャ統計局(ELSTAT)が4日発表した、第3・四半期の国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期比0.3%増と、3四半期連続のプラス成長を記録した。観光業や政府支出がけん引した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

メキシコ、官民連携で3000億ドル超のインフラ投資

ワールド

焦点:人民元リスクは上振れ方向、当局が抑制で対応か

ワールド

ブラジル中銀、利下げ開始示唆も引き締め的政策維持を

ワールド

米モンデリーズ、第4四半期は売上高・利益が予想超え
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 3
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中