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米特別検察官、ロシア捜査巡り司法長官に不満伝える書簡=WP
2019年05月01日(水)16時46分
[ワシントン 30日 ロイター] - 米紙ワシントン・ポスト(WP)は30日、モラー米特別検察官が2016年の米大統領選へのロシア介入疑惑に関する捜査の報告書を巡り、バー司法長官の公表した4ページの概要に不満を示し、「文脈や本質、内容を十分にとらえていない」と指摘する書簡を同長官に送っていたと報じた。
書簡はバー長官が3月24日に報告書の概要を公表した後の3月下旬に書かれたものという。
バー長官は概要で、モラー氏がトランプ陣営とロシアの共謀を認定しなかったと明らかにした。またトランプ大統領が捜査の過程で司法妨害を行ったかどうかについて結論に至らなかったと説明。「大統領が司法妨害罪を犯したと立証するには証拠不十分」と結論付けた。[nL3N21B0F9]
米司法省のクペック報道官は声明で、モラー氏が特に司法妨害に関する結論に関して不満を示す書簡をバー長官に送ったことを確認した。
WPによると、モラー氏は「われわれの捜査結果の重要な側面に関して国民の間で混乱が生じている」などと批判した。
モラー氏の報道官はロイターのコメント要請に応じていない。
バー長官は1日にロシアを巡る捜査について、上院司法委員会で証言する予定で、モラー氏の書簡に関する追及が見込まれる。
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