[フランクフルト 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で資産買い入れを月額600億ユーロのペースで1年間延長することも協議したが、ドイツ連銀などタカ派の反対を受け、最終的に9カ月延長で合意した。関係筋が明らかにした。
ECBスタッフが策定した変更案は、現行の月額800億ユーロのペースで6カ月間延長することに主眼を置いていたが、ドラギ総裁はこの案では過半数の賛同を得られないと認識していため、妥協点を探っていた。
そのためECBは月額600億ユーロで1年延長を提案。だがドイツなどタカ派は600億ユーロで6カ月延長を主張し、その中間となる9カ月延長が決まった。ドイツ連銀は9カ月延長にも反対したが、その他の一部タカ派が賛同に回り、過半数を確保したという。
延長にあたり、ECBは買い入れ規定も緩和したが、比較的無難な措置に限られた。例えば特定の発行体に対する33%の国債買い入れ上限の引き上げ、ECBへの出資比率に応じて買い入れるキャピタル・キー規定の緩和は見送られた。独連銀が反対していたことが背景にあるという。
ECBはコメントを控えた。