[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州議会の雇用委員会は8日、欧州連合(EU)とカナダが締結した包括的経済・貿易協定(CETA)について、域内の雇用喪失につながるとして議会全体で批准しないよう求める動議を賛成多数で可決した。
EUとカナダは10月にCETAに調印。欧州議会は来年2月に批准に向けた採決を行う見通しとなっている。
この日採択された動議はCETAによってEU域内で20万4000人の雇用が失われるとする研究結果に言及し、批准しないよう訴えている。
CETAをめぐっては議会の貿易委員会が主要な権限を有しているが、同委員会で1月に予定される採決を前に他の委員会は見解を示すことが認められている。
欧州議会で批准された場合でも同協定は暫定履行となり、完全発効にはEU28加盟国の議会と一部の国の地方議会の批准が必要となる。