[東京 7日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は7日、軽自動車の「ライフ」と「アクティ」の2車種、計14万2679台(2010年6月―12年10月に製造)のリコール(無償の回収・修理)を国土交通省に届け出た。

運転席用エアバッグを膨らませるインフレーター(ガス発生装置)のガス発生剤を燃やす伝火薬が不適切で、エアバッグが正常に作動しない恐れがあるため。実際、衝突事故発生時にエアバッグが展開せず、運転手が負傷した可能性がある。

ホンダによると、2015年6月に富山県富山市でライフが対向車と衝突した際、運転席用エアバッグが開かなかった。エアバッグの未展開が原因かどうかは判明していないが、運転していた男性が左腕を骨折しており、安全を最優先するためリコールを決めた。

インフレーターはダイセル<4202.T>製。伝火薬の燃焼速度に問題があり、ガス発生剤が燃えないことが想定されるため、仕様の異なるダイセル製インフレーターと交換する。対象車両は国内のみで販売しており、海外でのリコールはない。

エアバッグをめぐっては、不具合の原因が特定されていないタカタ製によるリコール台数が広がっているが、今回は原因が特定されており、ホンダとしてはリコールは拡大しないとみている。

(白木真紀)

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