ですが、やはり個人の消費において、一般家庭の食卓に上るコメというのは、やはりジャポニカ米(短粒米)が理想です。これは、どう考えても譲れない一線だと思います。

では、どうしたら実現できるのでしょうか。何よりも、増えていく耕作放棄地をまとめて、大規模な米づくりを展開するということが必要だと思います。大規模化に加えてハイテク化を加速すれば、短粒米を普及品価格で出せるようにすることは可能と考えられます。もちろん、それでも短粒米がグローバル市場での人気が加速して、増産分も儲かるからと輸出に回ってしまい、結局日本国内の消費者は買い負ける可能性は否定できません。

そうならないように、最低限の経済成長をして購買力を確保しながら円の為替レートも守っていく、これは政治も財界も総動員しての重要な課題になります。日本人が日本米を食べられないような社会には、どう考えてもしてはならないと思います。短粒米が普通の家庭の食卓に上ること、これは譲れない一線だと思います。

【関連記事】 トランプの政策に日本の現状を重ねて共感するのは、とんだお門違い 「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます