[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株は上昇。アップル<AAPL.O>やマイクロソフト<MSFT.O>株の立ち直りが相場を支えたほか、米国で公的助成を行う医療保険への加入者が増加したことを受けて病院関連銘柄が買われた。

スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」の販売が予想を下回るとの懸念をめぐって今月圧力にさらされていたアップルは1.2%高で終えた。米マイクロソフト<MSFT.O>も1.3%上昇した。

米国政府は、医療保険改革(オバマケア)に基づく公的助成を行う医療保険への加入者が約600万人に達したと発表。このうち新規加入者は240万人だった。

発表を受けて病院経営のテネット・ヘルスケア<THC.N>が11.6%の大幅上昇となった。医療サービスのユニバーサル・ヘルス・サービシズ<UHS.N>も3.6%買われた。

この日の上昇にもかかわらず、多くの金融業界関係者は、2015年は小幅な下落になりそうなことを認めていると、ブリガム・オズボーン・アンド・スカボローのプリンシパル、ジェニファー・エリソン氏は指摘する。

S&P500指数は2015年に最高値を更新したが、中国の成長率の鈍化やコモディティ市況の低迷、米国の利上げが株式に打撃を与えるとの不透明感などから、年間では約1.8%の下落となっている。ダウ平均は約3.2%のマイナスで推移している。

エリソン氏は「取引が非常に閑散で既に出来高も減少しているので、大幅な上昇は見込み難い。誰もが年末に向けた整理整頓を行うため、ポートフォリオに一部で小幅な調整を加えることしか関心がない」と話した。

通信機器のジュニパー・ネットワークス<JNPR.N>は5%安。同社のソフトウエアに顧客情報をのぞき見できる無許可のプログラムが書き込まれていなかったか、政府が調査しているというロイター報道が材料視された。

娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー<DIS.N>は1%安。前週末に公開された映画スター・ウォーズが歴代最高の興行収入となったことを受けて買いが先行したが、その後は下げに転じた。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約68億株で、過去20営業日平均の75億5000万株を下回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2013で下げ1041、ナスダックは上げ1764で下げ1095だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17251.62 +123.07 +0.72 17154.94 17272.36 17116.73 <.DJI>

前営業日終値 17128.55

ナスダック総合 4968.92 +45.84 +0.93 4957.53 4968.92 4928.93 <.IXIC>

前営業日終値 4923.08

S&P総合500種 2021.15 +15.60 +0.78 2010.27 2022.90 2005.93 <.SPX>

前営業日終値 2005.55

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